Home » Tips » SIMフリーの新しいiPad(第3世代)はドコモで使えるのか
3月
21

新しいiPad
3月16日に発売された “新しいiPad(第3世代)”。Retina搭載しかもLTE&テザリング対応だということでワクワクしていたのが、日本ではLTEもテザリング未対応ということでテンション落ちまくり。サンバのリズムでヒャーハーッ!だったのが一気にポツネンと凪いだ海辺にいるかのような感じになってしまったわけですが。

Q.[新しい iPad]テザリングに対応していますか?

A.現時点では日本を含む一部の国々ではご利用いただけません。

via: よくあるご質問(FAQ) | ソフトバンクモバイル [新しい iPad]テザリングに対応していますか?

Q.[新しい iPad]プラチナバンド(900MHz帯)に対応していますか?

A.対応しています。
プラチナバンドのサービスは2012年7月25日(水)の開始を予定しており、設定や申し込みなしで900MHz帯での通信が可能です。

via: よくあるご質問(FAQ) | ソフトバンクモバイル [新しい iPad]プラチナバンド(900MHz帯)に対応していますか?


SIMフリー版の新しいiPadをドコモで使えるのかという検証記事が多々出ているなか、気になるものを発見。
新しいiPad-技術仕様
発売当初は “4G LTE(700、2,100MHz)3” の記述はなかったハズなんだが…
何故この部分が付け加えられたのかはひとまず置いといて、他ブログで皆様が検証されている記事をもとにお勉強させていただこうと思った所存でございまする。


SB版新しいiPadで利用できる通信回線
新しいiPad(第3世代)のWi-Fi+4GモデルはSoftbankからの発売だけれど、Softbankは現時点では該当するLTEサービスを展開していないため4G回線での利用は不可能。7月25日からサービス開始を予定している900MHz帯のプラチナバンドには対応しているとのことだが “DC-HSDPA” には未対応とのことらしい。

つまり1.5Ghz帯のDC-HSDPA(ULTRA SPEED)も、2.5Ghz帯のAXGP(SoftBank 4G/TD-LTE)も使えず、現時点で利用できるのは下り最大14.4Mbpsの “HSPA” のみであり、プラチナバンドが展開される7月25日以降は下り最大21Mbpsの “HSPA+” が使えるということ。

BUZZAP編集部でソフトバンクモバイル広報部に対して、下り最大42Mbpsの「DC-HSDPA」に対応するのかどうかを問い合わせたところ、以下のような回答となりました。

ソフトバンクモバイル:
現状お伝えできるのは「3Gネットワークで利用できる」ということになります。また、発売時点で利用できるのは下り最大14.4Mbpsの「3Gハイスピード」です。

via: ソフトバンク版「新しいiPad」は「LTE」も「DC-HSDPA」も利用できないことが明らかに | BUZZAP!(バザップ!)


ソフトバンクモバイルが使う周波数:新規周波数900MHz帯 使用基地局の認定について | ソフトバンクモバイル
ソフトバンクモバイルでは、 2GHz帯で3G/3Gハイスピードの通信サービスを提供しているほか、2.5GHz帯ではSoftBank 4Gを、1.5GHz帯ではULTRA SPEED を提供しています。そして、今回新たに割り当てられた900MHz帯では、2GHz帯と同じ3G/3Gハイスピードが利用できるようになります。 この900MHz帯を導入することで、2G …

SIMフリー版新しいiPadがドコモでも使える可能性
ドコモがXi(クロッシィ)としてサービスを展開しているLTEでは、現在2GHz帯の周波数を利用しており、海外で言われている2100MHzとほぼ同義。
米国で発売される新しいiPadの技術仕様には “Wi-Fi + 4G for AT&T model: 4G LTE (700, 2100 MHz)3” と記載されており、ここだけ見ると2100MHz(LTE Band 1)ということでSIMフリー版を利用すればドコモのXiでも使えそうだけど…

新しいiPad-技術仕様(米国)

ところがロケットニュース24から以下のような検証記事が。

・Xiの回線に接続されず
記者は新宿区の複数のポイントで調べたが、『新しいiPad』のキャリア表示は「NTT DOCOMO 3G」のままだった。Xiタブレットの場合、Xiの回線に接続されると画面に「LTE」と表示される。『新しいiPad』はドコモの公式タブレットではないのでなんともいえないが、「NTT DOCOMO 3G」と表示されている以上、Xi回線には繋がっていないと考えるのが妥当か?

via: SIMフリーの『新しいiPad 4G』をドコモで使ってみた | ロケットニュース24


バンドだけでなく機種的にさまざまな条件はあるだろうけど、ここでふと思ったのは 「帯違いだったりしてあははは」 ってこと。なのでちょこっと調べてみました。

4G LTE (700, 2100 MHz)3が意味するもの
700MHz(LTE BAND 17)はアメリカやカナダで使用されている周波数でいいとして、気になるのは2100MHzって記載されていること。

  • 2100MHz(LTE BAND 1)
  • 1700MHz/2100MHz AWS(LTE BAND 4)
Appleの新しいiPad技術使用ページには “1700MHz” や “AWS” の記載はないので、まさかなぁとは思ったものの色々調べていくとこんな記事に辿り着きました。

AT&T modelは700MHz/2100MHz対応と記載されているのですが、そもそもAT$Tでは2100MHzでLTEサービスは行っておらず、逆に2011年に700MHzとAWS(上り1700MHz/下り2100MHzを使う、Band 4と呼ばれる仕様)でLTEサービスを開始するとリリースしています。(結果、T-mobile買収失敗によってAWSでのサービスはなくなりましたが)

さらに、新iPadのFCC申請を見ると、2100MHzではなく1700MHzと記載されています。

via: 日本で新iPadのLTEは使えるのか? | ネットワークエンジニアを目指して – ブログ


仕様を紹介しているサイトではAT&T用のLTE周波数を “700 MHz Class 17, 1700/2100 MHz” と記載。つまり “2100MHz(LTE BAND 1)” ではなく “AWS(LTE BAND 4)” ということ。
Apple iPad 3 AT&T specs
Apple iPad 3 AT&T specifications
すみません、コレどゆことでしょう…(´・ω・`)
Appleでは “4G LTE (700, 2100 MHz)3” と記載されているが、それは “2100MHz(LTE BAND 1)” ではなく “1700MHz/2100MHz AWS(LTE BAND 4)” だということ!?

・・・これらに関してとてもわかりやすく説明されているブログさまがありましたのでご紹介。勉強になります。

アメリカより (携帯・モバイル・流通業ITブログ) » ブログアーカイブ » 新iPad (3rd generation)のLTE 2100MHzとは?
AT&Tは昨年(2011年)夏にLTEをアメリカ国内で導入開始する際に、700MHz(Band 17)と、AWS(上り1700MHz/下り2100MHz、Band 4)でアメリカ国内の同社のLTEを導入する、と発表しています。 この理由は、その当時は「AT&TのT-Mobile USA買収」の話が法務省の反対に合うとは予想さられておらず、買収が成立すればT- …

新しいiPadの4G LTEが日本国内でも使える可能性 [1]|反時代的洞察
新しいiPadの大きな新機能の一つが「LTE対応」であるが、日本国内で利用できないことに落胆の声もあるようだ。 同じく今回のiPadから初対応となる3Gを高速化した「HSPA+」「DC-HSDPA」のうち、ソフトバンクは先日認可を受けた900MHz帯(プラチナ電波)の5MHz幅で「HSPA+」を2012年7月25日から提供予定であり、この周波数は新しいiP …

なにさじゃあ結局国内でLTEは使えないのか!?
Appleに記載されている “4G LTE (700, 2100 MHz)3” というのが “2100MHz(LTE BAND 1)” ではなく “1700MHz/2100MHz AWS(LTE BAND 4)” を指しているのであれば、ドコモでは使えない可能性が高い。

そこで気になるのが、発表当時は記載されていなかった新しいiPad仕様ページの “Wi-Fi + 4Gモデル:4G LTE(700、2,100MHz)3” の追記部分。

新しいiPad-技術仕様
国内で発売されている新しいiPadはSIMロックなのでSoftbank以外では利用できず、しかも該当するLTEのサービス展開は行われていないにも関わらずこの記載。

ちなみにAT&TやVerizonが採用しているLTEは “FD-LTE” でdocomoやauと同規格だけれど、Softbankが展開している “Sotbank 4G” は “TD-LTE” という規格がベースになっており、LTEという名称はついていても両者は異なるもの。

ただ単にLTEのチップが搭載されているから追記されたのか、発表はされてないもののSoftbankから該当するLTEのサービス展開が予定されているから記載されたのか、謎は深まるばかり。

4月以降にauから新しいiPadが発売されるとの噂([N] KDDI、新しい「iPad」の発売は4月以降に)もあり、今年の夏頃に700MHz帯の最大3社への割り当てが決まっているこの状況。2月29日にSoftbankが900MHz帯を獲得したことを考えれば、700MHz帯は900MHzの時に2位だったイー・アクセスとdocomo・auが獲得するのが濃厚だよねぇ。で、700MHzを獲得したキャリアがLTEで使用したとすれば…

例えば!例えばですよ!新しいiPadがauからも発売され、かつ700MHz帯を獲得してLTEで使用したと仮定すれば、国内でもばっちり対応すんじゃね!?別に国内キャリアから発売されなくても、700MHzの行方次第ではSIMフリー版でLTEの国内利用が可能じゃね!?っていう。

仮定もいいとこ、しかもいい感じに脳内妄想入ってる仮定だけど可能性はゼロじゃないよね?ねっ?
とまぁ、相変わらず新しいiPadに振り回されてえへえへしているなちこさんです(´・ω・`)

【疑問】新しいiPadの4Gって「本当にLTEなんですか!? けっきょく日本では3Gなんじゃないんですか?」 | ロケットニュース24
「新しい iPad の Wi-FI+4G モデルは LTE に対応しています。ソフトバンクが先月2月にスタートさせた次世代通信サービスの『SoftBank 4G』は、TD-LTE という規格がベースになっています。LTE という名前がついていますが、アメリカで新型 iPad 向けに通信サービスを提供する AT&T、Verizon の LTE とは規格が異なり …

LTEとTD-LTEの共運用について | 無線にゃん
TD-LTEについて、これからの時代はLTEとの共運用を考えないといけないと思いますよ、と言うことを何度か書いてきて、しかし、ちょっとだけ、説明不足な部分もあり、誤って伝わってしまった部分もあったりするみたいなので、この件だけ再度取り上げて解説します。 TD-LTEとふつーのLTEの違いは、前の解説で書いたとおり、基本的には無線インターフェースのフレーム構 …

LTEの普及状況(その1) : Cartan’s Blog
GSAのLTEに関する調査で,前回はデバイスの状況をまとめましたが,今回はネットワークの状況です. GSA raises forecast for LTE networks 詳細報告書も公開されています.報告書の内容は,多岐にわたるので,今回は概要で,TDD-LTEの状況など個別テーマは,別にまとめる予定です. …

アメリカより (携帯・モバイル・流通業ITブログ) » ブログアーカイブ » アメリカの携帯電話会社と通信方式・周波数
* 850MHz帯域=824-896 MHz (800MHz帯域と表示してある場合もある。) * 1900MHz帯域=1850MHz-1990MHz * 日本の800MHz帯域=830-890 MHz(ドコモ)、815-875 MHz(AU)。 米国850MHz帯域と部分的に重複するため、ローミング使用可能。 したがって、日本(米国外)の携帯をアメリカで …


SIMロックフリー版の新しいiPadを国内で使うのに最適なSIMは?
シンガポールでママが買ってきてくれた新しいiPad、なんかね、いらないんだって。せっかくSIMロックかかってないのに。くれたの。もらったの。なので、日本のSIMをいろいろと試してみることにしましたよ。 …

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4 Responses to “SIMフリーの新しいiPad(第3世代)はドコモで使えるのか”

  1. mtake
    6月 27th, 2012 at 09:36 | #1

    私もSIMフリー版を購入しよう考えておりますので参考になりました。
    私が思うに、2100MHzはバンド1だと思います、SoftBank、au共に2100MHzでFDD-LTEの導入を表明していますので、apple仕様にあわせたと認識しています。
    LTE設定が出てこないのはキャリアプロファイルで制御されていると推測できるので、jailbreakをしてプロファイルの変更でdocomoでもLTEを有効にできるのではないかと思います。
    私もまだ現物がないので、早く購入したいとおもいます

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